知財トピック

知財トピック

特許権の存続期間は、なぜ「出願」からなのか? ― 「登録」からではないのか?

はじめに 主な知的財産権の存続期間については、知財関係の参考書だけでなく、「ITパスポート」の参考書や高校生の「情報」の教科書などにも記載されています。 そこには、以下のように書いてあるはずです。特許権:出願から20年 (一定の場合には延長...
商標とブランドの話

「ルナ・アズール」はなぜ文字商標とロゴ商標を別々に出願したのか?

はじめに2026年6月9日火曜日、JR東日本は、夜行運転に対応する特急列車「ルナ・アズール」についてプレスリリースで発表しました。(出典:JR東日本プレスリリース「夜行運転に対応する特急列車により新たな乗車体験を提案します」) 「ルナ・アズ...
知財トピック

AIは特許審査をどう変えるのか ― 特許庁「JPO AIビジョン」を考える

※画像はAIで作成したイメージです。実際の特許庁の施設、審査システム等を表すものではありません。はじめに 2026年7月28日火曜日の日本経済新聞朝刊に、「AIで特許審査 職員が最終判断 特許庁が活用指針」という記事が掲載されました。 特許...
商標とブランドの話

「ルナ・アズール」が商標登録出願をした理由を考察する

はじめに 2026年6月9日火曜日、JR東日本は、夜行運転に対応する特急列車「ルナ・アズール」についてプレスリリースで発表しました。(出典:JR東日本プレスリリース「夜行運転に対応する特急列車により新たな乗車体験を提案します」) 「ルナ・ア...
知財トピック

中国がフィンテック特許で世界一に?知財の視点から見る「本当の狙い」とは

※ この記事で扱うのは、暗号資産そのものではなく、金融サービスや決済インフラを支える技術としてのフィンテック特許です。はじめに 2026年7月7日火曜日の日本経済新聞朝刊に、「フィンテック特許、中国首位」という記事がありました。記事では、中...
商標とブランドの話

列車名も商標登録されている? ― 1992年にJR各社が一斉出願した理由

はじめに 「ひかり」「こだま」「あずさ」「さくら」…。おなじみの新幹線や特急列車の名前は、JR各社によって商標登録されています。J-PlatPatで「東日本旅客鉄道株式会社」 (JR東日本) や「東海旅客鉄道株式会社」 (JR東海) の商標...
知財トピック

講談社がインドに出版社を設立 ― 現地拠点はなぜ海賊版対策に役立つのか

はじめに 2026年6月13日土曜日の日本経済新聞の記事で、『はたらく細胞』や『進撃の巨人』などの漫画、また『週刊少年マガジン』などの雑誌で知られる講談社が、インドに現地法人を設立することが報じられました。 講談社・DNP・現地企業は、イン...
知財トピック

特許審査を遅らせる制度の新設について ― 国際標準への柔軟な対応へ

はじめに 2026年6月18日木曜日の日本経済新聞の朝刊第5面に、「特許審査 遅らせる運用」という記事がありました。特許庁は、標準化を目指す技術に関する特許出願について、標準開発の進捗に合わせて審査の着手時期を調整できる「標準戦略対応審査」...
商標とブランドの話

W杯中継に映るスポンサー広告は、商標の使用になるのか?― スタジアムの電子看板と商標法2条3項8号

はじめに 現地時間の2026年6月11日、日本時間では6月12日に、サッカーのFIFAワールドカップ2026が開幕しました。 テレビでW杯の中継を見ていると、スタジアムの観客席下のフェンスに、「マクドナルド」や「VISA」などのスポンサー企...
身近な意匠 (デザイン)

新たな夜行特急「ルナ・アズール」に見る意匠登録の世界

はじめに 2026年6月9日火曜日、JR東日本は、夜行運転に対応する特急列車「ルナ・アズール」についてプレスリリースにて発表しました。(出典:JR東日本プレスリリース「夜行運転に対応する特急列車により新たな乗車体験を提案します」) ルナ・ア...