2026-09

商標とブランドの話

「はやぶさ」は北へ、「さくら」は南へ ― 新幹線開業にともなう商標トレード劇

※ アイキャッチ画像は、ブルートレイン時代の末期に「さくら」と「はやぶさ」が併結運転されていた時のヘッドマークです。はじめに 「はやぶさ」といえば東北新幹線、「さくら」「みずほ」といえば山陽・九州新幹線の愛称として親しまれています。 かつて...
商標とブランドの話

東武アーバンパークラインに見るブランド戦略

はじめに 近頃、電車の路線名や駅名に、カタカナや平仮名を用いた長めの名称を用いる例がよく見受けられます。例えば、東武アーバンパークライン (東武野田線) や、高輪ゲートウェイなどです。 これらは「鉄道キラキラネーム」と揶揄されることもありま...
知財の歴史

第11回 ジェームズ事件(1752年) 王権からの実質的卒業

はじめに 1688年の名誉革命後、特許制度は王権における「王の恩恵」から、法の支配下での「社会契約」という性格をもってきていました。特許の申請も増加し、裁判所で特許の侵害にかかわる争いも増加してきました。 しかし、特許を無効にするかどうかと...
知財トピック

内国民待遇と最恵国待遇が大学共通テストで問われていた

はじめに 2026年度大学入試共通テスト、公共・政治経済の第3問・問2で、「最恵国待遇」について問われていました。最恵国待遇は、知財の分野・弁理士試験でも、TRIPS協定のキーポイントとして学ぶ分野で、試験でもよく問われています。 共通テス...
知財の歴史

第10回 明細書の登場 ― 1711年のナズミスの特許と公開義務の始まり

はじめに 現在、日本をはじめ、多くの国では特許を出願する際には、発明の内容を詳細に記述した明細書の提出が必要です。 しかし、17世紀末の名誉革命後の法の支配下での特許制度において、明細書はまだありませんでした。一方、特許の申請も増加し、裁判...