特許制度の歴史

知財の歴史

第18回 ワットの蒸気機関の改良― 独立復水器がもたらした劇的な効率改善

はじめに 前回は、ワットが蒸気機関の改良を達成するまでを見てきました。 ワットが蒸気機関を改良したことは、よく知られています。では、いったい、ワットはどのように蒸気機関を改良したのでしょうか。今回はワットの蒸気機関の改良について、その仕組み...
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第17回 蒸気機関を変えた発明者 ― ジェームズ・ワットの苦労

はじめに 前回は、1712年頃に発明されたとされるトマス・ニューコメンによる蒸気機関の発明を取り上げました。これにより、炭坑の排水問題を解決することが出来ました。 しかし、ニューコメンの蒸気機関は燃料効率が非常に悪いという欠点がありました。...
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第16回 産業革命の発明者の苦難(その2) ― 発明したのに特許が取れない

はじめに 前回は、飛び杼を発明したジョン・ケイを取り上げました。 歴史の教科書では、産業革命の発明として「ジェームズ・ワットが蒸気機関を改良した」と書かれていることがよくあります。 ここで一つ疑問が生まれます。「改良した」ということは、その...
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第15回 産業革命の発明者の苦難(その1) ― ジョン・ケイと飛び杼の悲劇

はじめに 18世紀の英国で始まった産業革命には、数多くの重要な発明がありました。代表的な発明の一つとして、ジョン・ケイ (John Kay) が1733年に世に出した「飛び杼 (とびひ:Flying Shuttle)」があります。これにより...
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第14回 ギルドと特許 ― 技術を守る2つの制度

はじめに これまで、特許制度が王権の裁量から法の支配へと変化していく過程を見てきました。 しかし同じ時代、技術の管理や伝承の仕組みもまた、大きく変わろうとしていました。それまで技術は、「ギルド」と呼ばれる商工業者の団体が、徒弟制度のもとで管...
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第13回 王の特権から社会の制度へ ― 特許制度300年の転換 (第12回までのまとめ)

はじめに これまで、15世紀のベネチアと英国でそれぞれ誕生した特許制度。英国では18世紀までの約300年の間に王権から法の支配の下での特許制度へと形を変えていきました。 それは、特許が「王の裁量」で与えられる専売権ではなく、「社会契約」のも...
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第8回 名誉革命後の特許制度 ―「王の特権」から「発明者の財産権」へ

はじめに 17世紀の英国では、1624年の専売条例制定後もなお続いた「王の専制」から、「法の支配」へと大きく転換する時代でした。その中で、特許制度も大きな変化を迎えることとなります。 日本では、江戸時代の2代将軍秀忠の時代から5代将軍綱吉の...
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第7回 英国専売条例とは? ― 特許を「王の恩恵」から「法律の制度」へ

はじめに エリザベス1世後期からジェームズ1世にかけて、英国では国王による専売権(独占権)の濫発が社会問題となりました。生活必需品にまで独占権が与えられ、物価上昇や産業活動の停滞を招いたのです。 こうした状況に対抗して、1624年、英国議会...
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第6回 議会による特許法の制定 ― 現代の知的財産法の基礎の誕生

はじめに 16世紀から17世紀にかけて、イングランドは海上国家として台頭していきました。しかし一方で、度重なる戦争や宮廷の支出により、王室の財政は厳しい状況にありました。また、ヨーロッパ全体で物価が上昇するなど、経済は不安定でした。 こうし...
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第5回 王権は法に従う ― ダーシー対アレン事件 (1602年)

黄金演説のその後 16世紀後半のイングランドは、対スペイン戦争などにより深刻な財政難に陥っていました。しかし、新たな課税には議会の承認が必要であり、王権のみで新たな課税を恒常的に行うことは困難でした。 そこでエリザベス1世は、「王の特権(R...