法の支配

知財の歴史

第11回 ジェームズ事件(1752年) 王権からの実質的卒業

はじめに 1688年の名誉革命後、特許制度は王権における「王の恩恵」から、法の支配下での「社会契約」という性格をもってきていました。特許の申請も増加し、裁判所で特許の侵害にかかわる争いも増加してきました。 しかし、特許を無効にするかどうかと...
知財の歴史

第10回 明細書の登場 ― 1711年のナズミスの特許と公開義務の始まり

はじめに 現在、日本をはじめ、多くの国では特許を出願する際には、発明の内容を詳細に記述した明細書の提出が必要です。 しかし、17世紀末の名誉革命後の法の支配下での特許制度において、明細書はまだありませんでした。一方、特許の申請も増加し、裁判...
知財の歴史

第9回 法の支配下での特許制度の運用

はじめに 1688年の名誉革命の後、英国は王権の力が制限され、法の支配によって国家が運営されることになりました。特許制度も、法の支配の下、専売条例(1624年)に従って厳格に運用されることとなりました。(参考記事:「第7回 英国専売条例とは...